ノースダコタ銀行について:政治の作用 -IVAの支配

政治の作用 -IVAの支配

ノースダコタ銀行はこの反対運動から生き残ることが出来たのだろうが、依然として不安定な地盤の上にあった。州債の売り上げ躍進にも関わらず、否定的な評判、法的に不確定な要素、リコールの呼びかけと投資会社の州債格下げがともに州のイメージを傷つけ、政治的混乱が引き起こされた。リコールの呼びかけの間、ネストス知事は銀行と他の州産業を公平な裁判にかけると有権者に約束したが、ミネアポリスでの演説中にネストスは1923年の議会で銀行解体のステップが取られるだろうと公言した。

今やIVAのメンバーからなる産業委員会は人望の厚いF.W.カスロ総裁を解任した。連盟のメンバーだった39人の銀行員もまた解雇された。更なる州債の販売はなされなかった。連盟は、産業委員会が故意に州債を留保し銀行の支払い能力を蝕んでいると告発した。

新たに任命されたC.R.グリーン総裁の経営のもとで銀行の業務方針は重大な変更を被った。連盟の経営下でのキーワードは「貢献」であった。IVAのもとでのキーワードは「利益」であった。新たな経営陣のもとで、連盟の経営陣が査定した数百万ドル分ものローン申込書が破棄された。貸付け業務は引き締められ、査定はさらに保守的となり、新たな貸付けに制限が設けられた。

ネストスの行政府は、地方銀行に公的資金を再預金するという銀行の方針を打ち切った。このことが銀行の資産流動性と安定性を向上させていたと同時に、マネーは州に残されていた。連盟のもとでは、銀行の資産5%のみが州外の銀行に預金されていたが、IVAの経営のもとで51%に跳ね上がった。

1923年の議会でネストスは、銀行と州立産業の運営を変更もしくは廃止するいくつかの法案を要請した。議会はネストスの要請の実行にすべて失敗した。議会はノースダコタ銀行が融資していた土地の売却と差し押えのための対策を作成した。この法案は銀行が債務不履行のローンを処分することとローン計画を補填するために土地を売却することを承認した。最終的にノースダコタ銀行は営業復帰したと思われた。

http://www.banknd.nd.gov/about_BND/prairie_public_history_of_BND/the_iva_in_control.html

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