仙人

仙人に会った。 黄茶色の岩に覆われた洞窟のなか、 いわゆる、白髪三千丈で先の巻いた杖を持った 中国の昔話に出てくるような仙人。 地面はびっしりと彼の髪と髭でおおわれている。 彼曰く、 「そなたは太陽と月の力を信ずるものか?」 勿論私は、 「はい。私は太陽と月の力を信じるものです。」 と、答えた。 すると彼は、三巻の巻物を取り出して私に手渡した。 1つ目には“日” 2つ目には“月” 3つ目には“宙” と、書かれていた。