政教分離によって国家と宗教を隔てた様に、科学と政治の分離が必要だ。
これは、科学を国家による浸食から守る為である。国家の元に置かれる科学は危険だが、
政治によって制約を受けないということもまた科学による暴走の危険がある。
必要なのは自然科学の哲学への回帰であり、知の統合だ。
17世紀〜18世紀の啓蒙期を過ぎると、自然科学は分化を始め、
19世紀を通して20世紀には自然科学は独立したかにみえたが、
科学は哲学を失い、学問が全体像を失った結果に過ぎなかった。
現在、芸術の一部と科学は統合を始めている。
それらが宗教と再び統合する事は有り得ないしまた避けなければならない。
何故なら宗教はあらかじめ排他性を含む事によって存立しており、
それらは、科学や芸術の拡大発展を阻む。
自然科学と人文科学の統合によって、政治に提言する立場は保たれるだろう。
政教科分離が必要であり、これは知の統合によって為しうる。
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